こんにちは!モリダイです。
ソフトバンクからIIJmio(みおふぉん)へ乗り換えて1年半以上が経ちました。格安SIMということで、キャリアには無いメリットがある一方でデメリットと思われる箇所もあるわけです。
僕の利用方法では料金も安くなって通信環境も満足できるものだったので、乗り換えて正解だったと言えます。ただ、使い方や目的などによってはそうでない場合もあります。
そこで実際にIIJmio(みおふぉん)に乗り換えて良かったこと、悪かったことをまとめてみることにしました。
契約内容や利用状況も載せているので、これから利用を検討されている人も参考にしてみてくださいね。
IIJmio(みおふぉん)の契約内容と利用状況
僕は半年してから利用目的に合わせて契約プランを変更しています。そのあたりも含めてご紹介しておきますね。
格安SIMの基礎知識があまりない方は、「格安SIMとは?スマホ料金を節約するために知っておきたい基礎知識」に目を通していただくとわかりやすいと思います。
乗換え当初はスマホ一台利用
ソフトバンクからIIJmio(みおふぉん)に乗り換えたときは、データ通信量が一番少ないミニマムスタートプランを契約しました。
このときはひとまず乗り換えるのが目的だったので、スマホ1台で利用しようと考えました。契約プランの内容は以下です。
- ベースはdocomo回線
- 3GB
- 音声通話機能付き
- SIMカード最大2枚まで
- オプションは特になし
このタイミングでSIMフリースマホ「FLEAZ F4s」を一緒に購入しています。
乗換え約半年後からはスマホ・タブレットの複数端末利用
IIJmio(みおふぉん)へ乗り換えて約半年後、ファミリーシェアプランに契約変更しました。
僕の場合は単にスマホを使うだけでなく、タブレットなども一緒に使いたいという考えがあったので、データ通信料が多く複数端末利用できるファミリーシェアプランにしたわけです。
- ベースはdocomo回線
- 10GB
- 音声通話機能付き
- SIMカード最大10枚まで
- オプションは特になし
名前にファミリーという言葉が入っていますが、一人で使うだけでも契約できるんですよ。
このタイミングでSIMフリーのiPad Air2を購入しました。その後、iPhone6Sが登場したときにも購入しています。
そのあたりもふまえて、ここからは良かったこと・悪かったことをご紹介します。
乗り換えて良かったこと
月額料金が安くなった!複数端末利用でもお得
僕がソフトバンクを利用していたころは月額7,000円〜8,000円ほどでした。パケット定額サービスで7GBを超えると速度が遅くなるタイプです。
IIJmio(みおふぉん)の場合ですが、スマホ一台利用時の料金と比較するのがわかりやすいと思うので、契約当初のミニマムスタートプランで比較してみます。
こちらは、データ通信量は3GBを超えると速度が遅くなるタイプですね。このプランの時は月額1,800〜2,000円ほどでした。
結果はこんな感じです。
■スマホ1台利用の場合
ソフトバンク 月額7,000円〜8,000円ほど
↓
IIJmio(みおふぉん) 月額1,800〜2,000円ほど
(ミニマムスタートプラン)
ソフトバンクを利用していたときと比較すると5,000円~6,000円ほど安くなった計算です。
それから、スマホとタブレットの複数端末利用をしたいということで、データ通信量もある程度確保できるファミリーシェアプランに変更しました。
ファミリーシェアプランはデータ通信量が10GBでSIMも最大で10枚まで発行してもらえるプランになります。
端末によって使う頻度は違うと思いますが、全体で10GBをシェアする形なので、個々の通信量を気にする必要は無くなりました。
IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)アプリを使うとその月の総残量も簡単にチェックできます。
「全体の通信料が10GB・SIMも最大で10枚まで」と聞くと月額料金も結構高くなっているんじゃないかと思うかもしれませんが、それでも3,800円~4,000円ほどに収まっていますね。
結果はこんな感じです。
■スマホ・タブレット複数端末利用の場合
ソフトバンク 月額7,000円〜8,000円ほど
↓
IIJmio(みおふぉん) 月額3,800〜4,000円ほど
(ファミリーシェアプラン)
ソフトバンクを利用しているころと比較すると3,000円~4,000円ほど安くなった計算です。
ちなみに僕の契約は音声通話SIMは一つだけで、あとはデータ通信SIMになります。
通話エリアが広がった!つながりやすくなった
これは基本のネットワークがdocomo回線になったということが大きいと思います。
僕は出張などで山間部や田舎のほうを移動することがよくあるのですが、docomo回線の人はつながっていてもソフトバンク回線だとつながらないなんてこともありました。
他には建物の奥に入り込んだ場所だった場合、つながりにくなんてこともありましたね。
僕の職場ではいわゆるBYODで個人所有の携帯電話を業務に活用するようになっているので影響があるわけです。(仕事用の通話料金は会社負担になっています。)
【参考】BYOD - Wikipedia
仕事の電話なので、つながりにくい場所だと困ることもありましたが、ここのところ気にならなくなってきました。
docomo回線を利用できるようになったので、ソフトバンク回線に比べてカバーエリアが広くなったのでしょう。
都市部では問題なくても田舎だとやっぱり違うと感じますね。
補足ですがIIJmio(みおふぉん)は2016年10月からdocomo回線とau回線のどちらかで契約できるようになりました。好みの回線を選べるようになったのはうれしいですね。
2年縛りが無い!1年以上の利用で違約金がかからない
ソフトバンクを含め大手キャリアで契約していたころは2年縛りがあり、2年単位でちょうど契約が切り替わるタイミングで解約やMNPを行わないと違約金が発生していました。だいたい1万円近くかかりますね。
今回、ソフトバンクからIIJmio(みおふぉん)に乗り換えるときはなるべく低コストで移行したかったので、ちょうど2年契約が終わるタイミングで手続きを行いました。
移行しようと思ってから、なかなかすぐには切り替えできなくて、しばらく歯痒い思いでしたね。
それがIIJmio(みおふぉん)の契約では2年単位での縛りが無ありません。
そして、音声通話プランの場合、1年以上の利用で違約金が発生しなくなります。データ通信専用やSMS機能がプラスしただけのプランなら利用期間のペナルティもありませんよ。
以上が良かったことですね。IIJmio(みおふぉん)の良さをもっと詳しく知りたい方は「契約前にチェック!IIJmio(みおふぉん)を選ぶ7つのメリット」の記事も参考にしてみてください。
悪かったこと
通話料金が割高になった
ソフトバンクを使っていたころはホワイトプランで契約していたので、かける時間帯や相手によって通話料金に割引き適用がありました。
IIJmioでは通常の電話料金は20円/30秒となっていてこちらが適用されます。
今までの割引分が無くなったので、通話料金が割高になってしまいました。なので個人的な用事の場合はなるべく普通の電話を使わないようにしていますが、それでも電話が必要な用事がありますよね。
そういとき通話料金を節約するためいろいろな作戦を使っています。
LINEでつながってる人とはLINEの電話を使ったり、iPhoneを持っている人とならFaceTimeオーディオを使ったりと、普段はデータ通信のみで完結する方法を利用しています。
それ以外ではみおふぉんダイアルという仕組みを使うことで通話料金を抑えることができるんです。
具体的な方法は相手に電話する際、電話番号の前に「0037-691」をつけてダイアルすると、10円/30秒で通話することができるんですね。
電話をかけるときに一手間かかってしまうんですが、専用のスマホアプリを使えば相手を選ぶだけで良いので楽です。
SIMフリー端末を用意する必要があった
当時キャリア端末でも徐々にSIMロック解除ができる端末も登場してきていました。ただ、あいにく僕が持っていたソフトバンクのiPhone5はSIMロック解除ができない端末でした。
IIJmioの契約はdocomo回線を使ったものだったので、ソフトバンクで契約したiPhone5ではSIMカードを差し替えるだけでは使うことができません。
これがdocomoの端末だったらSIMカードを差し替えて使うことができたんですけどね。ここは仕方なくSIMフリー端末のスマホを用意することにしました。
とりあえず電話が使えればOKということで、格安のSIMフリースマホ「FLEAZ F4s」を購入したわけです。先々ではiPadも購入したいと思っていたので、しばらくは最低限のスマホでしのぐことにしました。
値段の割には使える端末だったと思うんですけど、流石に不便なところもありました。
今後のことを考えて乗り換えしたわけですが、最初に余計な手間と出費があったのは痛かったですね。
キャリアメールが利用できない
ソフトバンクでは「softbank.ne.jp」のメール、いわゆるキャリアメールが使えていましたが、IIJmio(みおふぉん)では携帯専用メールアドレスがありません。
基本的には簡単なメッセージのやり取りはLINEを使えば良いですし、登録したWEBサービスなどのメールを受け取るにはGメールを使えば問題無いと思います。
ただ、一部のサービスではメール通知機能を使っていたので、キャリメールが使えるほうが便利だったと感じることが、後から出てきましたね。
例えば、銀行のメール通知サービス。振込入金があった時や残高が足りず引落ができなかったときなどにメールで通知してくれるサービスを使っています。
他には会社のグループウェア。メールで伝言を送れる機能を使っていて、外出中に会社に電話があったときなどはその内容を送ってもらっているんです。
キャリアメールだとメールが届くとすぐにスマホに表示されてわかっていたのですが、WEBメールだと自分で取得しにいく必要がでてきました。今までより手間が増えたこととタイムラグ発生しやすくなったのが残念なところですね。
以上が悪かったことです。他にもデメリットについては自分なりに対策方法を考えてみました。こちらの記事「IIJmio(みおふぉん)のデメリットと注意点、その対処法は?」にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
格安SIMのIIJmio(みおふぉん)に乗り換えて良かったこと悪かったことをまとめてみました。
多少のデメリットはあるもののそれ以上にメリットが大きいので僕は格安SIMにして良かったです。
特にIIJmio(みおふぉん)のファミリープランは家族で使うのはもちろん、一人でも複数端末(スマホやタブレットなど)を使いたい人にありがたいプランです。
検討中の方は自分の使い方を考えてみて格安SIMを選んでみてくださいね。