@Mori2ndです。ブログで利用しているサーバーですが、今回いろいろと検討した結果、移転することにしました。
無事にWordPress関連ファイルとデータベースを移行し、ネームサーバーを切替える前に動作確認。サーバー側で用意してくれた動作チェック用のURLもあったんですが、そちらだとリンクをクリックすると元のサーバー側に移動してしまう。
調べたところhostを編集すれば、新しいサーバー側へ接続しつつ動作確認できることがわかったんですが、Macのターミナルは使い慣れてないし正直めんどうですよね。
そこで、見つけたのがアプリのようにGUIで使える「Hosts」。簡単に接続先を切替えできてとても便利です。
そもそもhosts(ホスツ)ってどんな仕組み?
hosts(ホスツ)って普段パソコンを使っていてもあまり聞かない単語だと思うのでWikipediaから仕組みを調べてみました。ご存知の方は読み飛ばしてください。
TCP/IPを利用するアプリケーションを実行すると、そこから呼び出されるリゾルバライブラリがhostsを読み込み、その内容にしたがってIPアドレスとホスト名の相互変換(名前解決)を行う。
<省略>
今日ではDNSが広く用いられているため、hostsの用途は限定的・副次的なものである。
via:Wikipedia
自分の解釈としてはこんな感じかな。
「ブラウザなどのアプリを実行したときに、ローカルマシン内にあるhostsを読み取りにいって、記載されたIPアドレスとホスト名の対応に従って接続を行う。通常はインターネットのDNSの仕組みがあるけど、ローカルのhostsに設定があればそちらが優先される。」
というわけで仕組みをある程度理解できたので「Hosts」を使ってみましょう。
「Hosts」のパッケージファイルをダウンロード
「Hosts」(正式名称は「Hosts.prefpane」)のパッケージはGitHubからダウンロード可能。開発元のPermanentMarkersが提供してくれています。
一番上のファイルが最新版で現在(記事公開時)は1.3のようです。
【ダウンロード先】Downloads · specialunderwear/Hosts.prefpane · GitHub
ダウンロードできたらパッケージをインストール。
「Hosts」の使い方
インストールが完了するとシステム環境設定のところに「Hosts」が登場します。ここから起動。
設定が必要な箇所は限られているので、わかりやすいと思います。編集するにはカギを外しておいてください。
hostsの追加
追加するには左下の[+]のところをクリック。IPアドレスとhostname(ホストネーム)を入力します。
今回、僕の場合で言えば、IPのところは新しいサーバー側のIPアドレス。hostnameはこのブログのドメインですね。
「use」にチェックがあれば設定が有効な状態です。
hostsの削除
削除するには左下の[-]のところをクリック。削除していいか確認メッセージが出るのでよければ「Yes」。
設定を切替えて思う存分動作チェック
「Hosts」のおかげでネームサーバーを切替える前に思う存分動作チェックできました。
動作確認用のURLでも個別にアクセスすれば問題ないですが、さすがにいちいち切替えるのはめんどうですからね。リンク先をたどると元々のサーバー側に接続してしまうのもやっかいです。
「Hosts」はGUIで操作できて、設定の追加も簡単。オン・オフの切り替えもチェックで制御できますから、とても便利ですよ。ブログ移転時は動作確認をちゃんとしたほうが良いので、ぜひ利用してみてください!